「残業」は迷惑行為
残業する人=「無能」もしくは「ただのお人好し」
これが、私の残業する人への評価です。
しかし残念ながら、私は少数派です。。。
◆残業は「自分だけ」の問題じゃない
毎日のように残業している人は、
自分が辛いだけで誰にも迷惑をかけていないと思っていることが多いです。
大きな間違いです。
ハッキリ言って迷惑千万です。
残業する人が多ければ多いほど、周りの人の残業時間が長ければ長いほど、
他の人が帰りにくくなるからです。
罪悪感など感じる必要はない、と頭でわかっていても、
周りが全員残業しているのに自分だけ「お先に失礼しまーす」というのは、
私の場合、かなりのエネルギー(勇気?)が必要です。
日本の「和」の教育の賜物ですね・・・
幼少の頃から受けてきた洗脳に抗うのは簡単ではありません。
また、質の悪いことに、
定時で帰る人は相対的に「頑張っていない」ように見えてしまいます。
もちろん、見えるだけですが。
しかし、残念なことに「見える」つまり印象というのは、
会社での評価に大きな影響を及ぼします。
印象=評価と言っても過言ではないでしょう。
例えば、いつも上司に怒られている人がいたら、「あの人仕事出来ないんだな・・」って思いますよね?
もしかしたら、上司がその人のことを嫌いなだけで、その人はパワハラ被害者かもしれません。でも、そんなことイチイチ確かめませんよね。関心がなかったり、自分のことで手いっぱいだったり。
もちろん、きちんと仕事の成果を見て評価する人もいますが、私が出会ったサラリーマンの中でも、片手で数えられるくらい少数派でした。
まー残業なんて、
評価する方もされる方も低レベルだなってのが私の結論ですが。
対して、多数派、つまり、残業する人を評価する人はどういう人たちなのか?
何を考えてんのか?調べて分析してみました。
◆「残業する人」を評価する人たち
3種類います。
その1.経営者
残業代がつかない(もしくは本人が故意に申請しない)場合、
経営者が「彼(彼女)は、いつも頑張ってくれている」と評価するのは理解できます。だって、タダ働きしてもらった方がお得ですから。
その2.社畜の皆さん
実際に何人かと話してわかったのですが、
彼らは基本的に、自分が「寝る間も惜しんで頑張っている」んだから、
他の従業員も自分と同じくらい働くのは当然である、という考え方です。
だから、定時でさっさと帰る人の悪口を言ったり、嫌がらせをします。
その人の仕事が終わっているかどうかなど、関係ありません。
中には、「定時でさっさと帰る人のことが気に食わない」という自覚が無い人もいます。
自覚が無いので、面と向かって文句を言ったり嫌がらせをすることはありませんが、
無茶な量や質の仕事を振ってきたり、小さなミスでギャーギャー騒いだりします。
面倒臭いですね。
その3.会社にしがみ付いている人
会社と自分を同化しています。
自分は会社の一部であり、会社は自分の一部だと。
酷いのになると、会社が人生の全て、みたいな人もいます。
なんでそんな風になるのか?
会社に「感謝している」からではありません。
会社に「しがみついている」からです。
感謝している人は、別に会社が倒産したり、
ある日突然リストラされたりすることを恐れていません。
会社が無くてもやっていける自信があるのです。
しかし、しがみついている人は、
会社をクビになったら自分は生きていけない、と考えています。
自信が無く、クビになるかもしれない、という不安に戦々恐々しています。
だから、会社からの評価を最優先にします。
会社(経営者)に気に入られるためなら残業だって何時間やろうが、休日出勤しようが苦にならないのです。それよりも、「クビになったらどうしよう?」という不安が勝つんですね。
こういう人には、共通の特徴があります。
それは、いつも「忙しそう」にしていること。
実際には、
「自分がやらなくていい仕事」まで一人で抱え込んでいたり、
「今日やらなくてもいい仕事」を残業してやっていたりします。
とにかく、「あいつはいつも遅くまで仕事しているなぁ」と印象付けたいのです。
仕事の質や成果で勝負できないので、ひたすら量で補う、、、、
まーどうでもいいのですが、
なんか、、、見ていて悲しくなる生き物だなぁって思います。
<編集後記>
社畜も、会社にしがみつく人も、
長期的なプランを持っていない人が多いです。
目の前しか見えていない。長期的な目標もない。
ただ毎日を惰性で過ごしているだけ。
長期的な目標を持っている人は、
会社(今)よりも、自分の勉強(未来)に優先順位を置いて行動しています。
だから、残業なんかしないし、「付き合い」に流されたりもしません。
日々の行動、言動の節々、ちょっとした判断の違いに、
そういう差がハッキリ現れているように思います。