せっかく休んでも、休んだ気になれない人へ
目次
あなたは「休み下手」?
「ちゃんと寝ているはずなのに、全然疲れが取れない」
「休日は家でダラダラしているうちに終わってしまう」
「最後に有休休暇を取ったのはいつだったか思い出せない」
「ゴールデンウィークや夏休みはどこも混むしお金もかかる。どう過ごせばいいのかわからない」
上記に当てはまる人は、休み下手です。
今はスマホやタブレットの普及で、どこでもメールや電話を使って仕事が出来ます。逆に言えば、仕事がオフの時間を簡単に侵食できるの時代なのです。
お風呂に入ってから仕事のメールをチェックしたり、休日に仕事していたり。
そういう人も多いのではないでしょうか。精神的には、24時間365日仕事に拘束された状態と言えるでしょう。
人間はサーバー監視システムじゃないんですから、
24時間365日休みなく稼働することはできません。
特に日本人は、仕事に追われてずっとオンの状態の人が多いように思います。
鬱病などの精神疾患が急増しているのも、スマホやタブレットの普及と無関係ではないでしょう。
こんな時代だからこそ、単に遊ぶためだけでなく自分を守る意味でも、
自分のオン、オフの管理はキッチリやりましょう。
仕事だけでなく、休みの年間スケジュールも作ろう
あなたは、翌月以降の祝日や休日について即答できますか?
たぶん、出来ない人が多いでしょう。特に生真面目な日本人は、仕事の予定はスラスラ言えても、休みの予定には無頓着です。
そこで私がおススメしたいのが、
一年間の休暇プランをあらかじめ決めておくということ。
私も経験があるのですが、夏休みの直前になってアレコレ探しても、
予約でいっぱいだったり、
シーズン真っ只中のせいで閑散期の倍以上の値段だったり。
結局、勿体ないし面倒くさい、ということで
せっかくの休みもダラダラ過ごして終わってしまいました。
しかし、あらかじめ一年間の旅行の予定を決めてしまえば、
安い時期に振替休暇をとり、みんなが休んでいる時に自分は出社するとか、
早割(早期に予約すること)で旅行代を浮かせるとか、
色々な工夫ができるし、メリットも大きいです。
今は格安航空券も豊富なので、上手に探せば
10万円未満(飛行機代、ホテル代、食費込み)で南国リゾート3泊4日(しかも一人旅でスイートルーム)を満喫できます。
私が実際に予約した例は、後日別の記事でご紹介します。
最後の最後に「予約確定」ボタンを押せない人へ
私もそうだったのですが、普段から頻繁に旅行に行かない人は旅行プランを立てるのに慣れていません。一口に旅行と言っても、色々とプランを考えたり価格を比較したり経路を調べたりと、やることはたくさんあります。
結局、ネットで色々と探しまわっているうちに疲れてしまい(旅行を企画した事のある人はわかると思いますが、本当に大変な労力なんです)、「んーだいたいの候補は絞れたし、予約はまた今度じっくり検討してから・・・」で終わってしまいます。
その後、本当に検討して旅行に行けたらいいのですが、結局は企画倒れになってしまうことも多いのではないでしょうか。そうすると、折角ホテルや航空券などを調べた時間が無駄になるだけでなく、「結局決められなかった」という挫折感まで味わうことになります。
旅行=特別なイベントであり、かつ真面目な人の場合は、慎重に検討するあまりこのような残念な結果になりがちです。そうならないために、旅行を実現するための超簡単なポイントを一つ、ご紹介します。
それは、「旅行プランを練り始めたら、予約するまでやめない」こと。
簡単でしょ?
実際に予約ボタンを押すとキャンセル料が発生したりするので実は結構勇気がいります。予約確認画面を見ながら、
「もっと安くて良いプランがあるんじゃないか」
「当日になって急な仕事でいけなくなったらどうしよう」
「やっぱりいきなり海外に一人旅なんて無謀な気がする」
色々頭に浮かびます。
でも、それを言い始めたら一生予約ボタンは押せません。
思い切って押してしまいましょう。
事前に考えるべき事は全て考えた上で、選んだプランなのですから自信を持ってください。たとえ、その旅行プランが良くないものでも、「旅行に行く」という当初の目的は達成されたのですから、企画倒れになるより何倍もマシです。今回はこういうポイントを見落としていたんだ、と経験値も増えます。
迷って決断を先延ばしにするくらいなら、その場で予約ボタンを押しましょう。
上手な有給休暇の取り方
真面目な人に一番多い葛藤は「急な仕事が入っていけなくなったらどうしよう」だと思いますので、少し補足します。
旅行に行くために長期の休みを取る場合は、事前に上司や同僚に知らせ、了承を得ておくことが重要です。
「明日から一週間休みます」というのは社会人としてあり得ませんが、一ヶ月以上前から「この週は旅行で休みます。急ぎの仕事があったら早めに言って下さいね」と宣言しておけば、「急に休むって言われても困るよ」とは言われません。
<補足>
日本人は「仕事>休み」ですが、欧米人は「仕事<休み」です。
日本人は、仕事で良いパフォーマンスを出すために休みますが、
欧米人は、休むために仕事をしている、のだそうです。
どちらに重きを置くか、という論点もありますが、私はどちらも大事だと思います。仕事も休みも、同じくらい重要だと。
急に別の仕事が入ったからと言って以前から予定していた顧客との約束を反故にしたりはしませんよね。それと同じで、急な仕事が入ったからと言って休みを犠牲にする必要は全くないと考えています。
※「どんな時でも仕事優先でないと、会社をクビになってしまう」という人へ
いまどきそんなあからさまなブラック企業があるのか、と思いますが、
きちんと宣言していた旅行の予定を犠牲にしなければ失われてしまうくらいの仕事なら、さっさと失ってしまった方が良いのではないでしょうか。
仕事が楽しくてしょうがない人以外は、そういう職場にいても辛いだけです。