あの人は今!~独立して成功した人、失敗した人の違い~
目次
最初に
私が社会人の最初の4年間を過ごした会社では、
毎月20人くらいの社員が辞めていました。
(同じかちょっと少ないくらいの中途で補充してましたが)
新卒で何もできない私に親切にしてくださった方もたくさんいます。
そういう人達の中には、独立する、といって辞めていった人たちもたくさんいました。
私も現在脱サラを目指しているわけでして、今回は彼らの「その後」を調べ、考察してみました。SNSが普及したおけげで、名前がわかっていれば大抵のことは調べられます。
5人調べてみたところ、1人だけ見つかりました。
名前で検索したらすぐに講演会っぽいところでしゃべっている画像の写真やら会社の名前やらがヒットしました。他の4名はネットで探しても出てきませんでした。
今回は、見つかった人=成功した人、
見つからなかった人=失敗した人として書き進めます。
成功した人も失敗した人も、私の昔の会社での評価は同じようなものでした。
落ちこぼれでもなく、スーパースターでもなく。
ただ、今思い返すと明確な違いがありました。
違い1:ビジョンの有無
失敗した人:会社を辞めたいから、独立したい。
成功した人:~という問題を解決したい。そのためには、今の会社にいるより独立した方が貢献できる。
違い2:余裕の有無
失敗した人:貯金を数百万ためて、あとは銀行から借りて会社を作った。
成功した人:普段、お金を殆ど使わずに溜めていた。私が出会った頃のその人(当時20代後半)は、既に貯金が3000万円以上あり、また別の収入源も確保できているようでした。「もう働かなくても生きていける」と当然のように言われたことで、衝撃を受けたのを覚えています。
違い3:スタートする時期
失敗した人:在職中は毎日深夜まで残業していた。ただ、アイデアだけは考えていた。「こんなアプリあったら売れるかなぁ」と相談されたこともある。
成功した人:在職中は毎日深夜まで残業していた。しかし、休日は独立のために実際に活動していた。(副業禁止だったので無償でやっていたか、もしくは罰則覚悟で就業規則を無視していたか)
※成功した人も、仕事は深夜まで責任を持ってやっていました。プロジェクトが大変な時期だったこともありますが、責任感の強い人でした。
違い4:独立後、組んだ人
失敗した人:在職中、同じ不満を持っていた同僚。一緒に辞めて会社を作ったようだが、今はその会社は無くなっていました。
成功した人:大学時代から続いていた友人。「世の中に実現したいこと」「解決したい社会問題」が共通していたようです。在職中も、休日はその人の手伝いをしていました。
違い5:ポジティブ
失敗した人:すぐに傷ついたり、落ち込んだり。当時新人だった私の目から見ても、弱気な感じがしました。良い人で、頭も良い人でしたが、なんだがエネルギーが感じられないというか、覇気がないというか。
成功した人:落ち込んでいるのを見たことがありません。私から見て「うわぁ・・・大変そう」みたいな事があっても、いつも楽しいこと、明るい面を見ようと努力していたんだと、今になって振り返るとわかります。
当時の私は「ポジティプな人はお気楽で良いよね」と思っていました。お恥ずかしい。
最後に
まとめると、全然違っていたと。
始める(独立する)前から結果は出ていたと言っても過言ではありません。
私が一番大きな違いだったと思うのは、③スタートする時期。
実際に在職中にやってみることで、単にシミュレーションするだけでなく、リアルな結果がわかるわけです。これほど確実な検証はありません。
在職中に失敗しても、失うものは何もないのですから。