三ツ星★★★人生

勢いで会社を辞めた元女SEのその後

精神疾患にかかりやすい人の性格パターン11

精神疾患と、肉体疾患でもっとも異なる点は、
精神疾患は「完治することがない」ということです。

 

私も過去、うつ病にかかった経験から、
この説は間違っていないと思います。

完治することはないので、精神科でも「完治」という言葉は使わないんだとか。


さて、そんな厄介な精神疾患ですが、

たとえば、うつ病強迫性障害、不安障害などの精神疾患にかかりや

すい人の「考え方」には、ある一定のパターンがあるそうです。

 

心理学では、これを「思考の誤り」と言います。

 

思考の誤りとは、ものを考えるときの「根底にある思い込み(考え違い)」のことで、その思い込みによって引き起こされる「自動思考」がその人の「感情」や「行動」にまで影響を及ぼすことで、表に疾患として現れるんだそうです。

 

ある種の精神疾患を誘発するというメカニズムを前提として、
その「歪んだ認知」や「偏った考え方」のパターンをまとめたのが、
以下に挙げる11種類の代表的な項目です。

 

①全か無かの思考(二分法的思考法)
物事を白か黒かという極端なカテゴリーに分類してしまい、灰色のままにしておくことができない。

 

②自責思考または他責思考
うまくいかないことは何でも自分自身の欠点や不手際のせいであると考え、自分が悪いと考えて自らを責めてしまう。
自分にはどうしようもないことでさえ、自分自身に責任があるのだと考えてしまう。
あるいは、自分に問題があることを認めようとせず、他者を責めてしまう。

 

③破局化思考(占い的思考)

物事は何でも最悪の結果に終わると考えてしまう。

将来を悲観的に予測し、結局、物事は裏目に出るものだと信じ込んでいる。不安障害の人に多く見られる。

 

④情動的推論

何らかの出来事が生じたとき、その場の感情に基づいて、その出来事に関する結論を出してしまう。

さまざまな条件や証拠に注目することなく、自分の感情を絶対視して結論を導いてしまう。

 

⑤「べき」思考
自分や他者を含めて、「こうあるべきだ」「こうでなくてはならない」という頑固な考えを持っている。
そのため要求水準が高くなり、
結果として、要求が満たされないことが多くなったり、柔軟性に欠けた要求をするようになる。

 

⑥心理的選抜思考(選択的抽象化)
物事のネガティブな側面に際限なくこだわり続けて、
その他にあるポジティブな側面に目を向けられない。
物事の全体を見ることができず、ある否定的な側面の、
しかも、その一部分だけに注目してしまう。

 

⑦肯定面を考慮しない思考
望ましい出来事を無視してしまう。
肯定的な経験をしたとしても認めようとしない。
それをなかったものにしてしまう。
あるいは、正反対の望ましくない出来事にすり替えてしまう。

 

⑧過度の一般化
ある出来事が一度起きると、その出来事が今後頻繁に起きると考えてしまう。
つまり、ある一回の状況に基づいて、過剰に一般化した結論を導いてしまう。

 

⑨過大評価と過小評価
自分の短所は必要以上に注目してしまう一方で、長所は取るに足らないものと考えてしまう。
否定的な要素を強調し、それを過大評価して、逆に肯定的な側面は価値下げをして過小評価する。
例えば、ある人が職場で仕事ぶりを褒められたとき、
その人は、褒められた肯定的側面には注意を払わず、
むしろ「自分は、まだまだだ」というように改善する余地のあることに重大な関心を寄せる。

 

⑩ラベリング
自分や他者にネガティブなレッテルを貼る。
自分自身に対して「本当にダメな人間だ」「無能な人間だ」と否定的なレッテルを貼ったり、
あるいは、他者に対して「あいつはどうしようもない奴だ」と思い込んで敵意を向けてしまうこと。

 

⑪飛躍的推論(恣意的推論)
証拠がないにも関わらず、「悪い結果となるだろう」と推論してしまう。

 

みなさんはいくつ当てはまったでしょうか?

ちなみに、私は①②⑤⑥⑨⑩⑪が当てはまりました。7/11です。。。