三ツ星★★★人生

勢いで会社を辞めた元女SEのその後

29時間でLINEスタンプを作成できた理由と6つのポイント

どうも。

以前、 ↓の記事を書いてちょうど半月ですが、

二つ目のスタンプ作成が終わりました!


LINEスタンプの作成手順といろんな反省 - 三ツ星★★★人生

 

現在、二つとも「審査待ち」です。

リリースが待ち遠しいです~

 

さて、1回目と2回目では、作業スピードも品質も、

飛躍的にアップしました。

品質は数値化するのが難しいので、リリース後のお楽しみということで(*^_^*)

 

前回との作業スピードの比較

紙に描く:

 (1回目)30時間 →(2回目)5時間  ⇒6倍のスピード

 

取り込んでイラスト化する:

 (1回目)60時間 →(2回目)24時間  ⇒2.5倍のスピード

 

作業を始めてからリクエストするまでにかかった期間:

 (1回目)2ヶ月 →(2回目)0.5ヶ月   ⇒4倍のスピード

 

 

さて、ここまでスピードアップした理由を自分なりに考えてみました。

 

LINEスタンプ作成のスピードアップの理由と6つのポイント

【理由①】紙に描くスピードが上がった。

なんでもそうですが、効率化の効果が高いのはやはり上流工程。

設計が決まった後で作り方を工夫するより、

設計段階で不要な機能を削除する方が速いに決まっています。

 

ポイントその1:下書きはあくまで下書き。

完璧になるまで何回も描き直す必要はない、と経験からわかったから。PCに取り込んでイラスト化する段階でいくらでも修正できます。

 

ポイントその2:ポーズや表情をイチから考えない。

仕事をしている時、通勤してる時、マンガを読んでいる時、、、

「おっ!このポーズ(表情)はスタンプにしたら使われそうだ!」と思ったら、

携帯のメモ帳にメモしてストックします。

 

家に帰ったら、だいたいのシルエット、ポーズを描いて、

そこにディテール(目、口、髪の毛など)を足していくだけ。

10分もかかりません。

 

机に紙を広げて、「さて、次はどんなポーズがいいかなぁ?」と考えていても、アイデアの神様はなかなか降臨しませんから。

 

ポイントその3:イラスト化する時のことを考える。

あまり複雑なポーズは、下書きはもちろん、イラスト化するのも大変です。

しかも、線が細かくてスタンプとしても汚く見えてしまいます。

Simlpe is best! 

 

ポイントその4:ペン選びは慎重に!!

鉛筆で下書きしたら、PCに取り込む前にペンでなぞります。

このペンが、結構ポイントだったりします。

 

薄すぎたり、途中で切れ目が入っていると、PCでイラスト化して塗りつぶす時に境界線が認識されず、修正しなければならなくなります。

 

私の場合1回目は100均で買った10本100円、0.8mmの油性ボールペンを使いましたが、2回目はこちらの水性ペンを使いました。

滲まないし、滑らかに 描けるので描きだしや途中で線が途切れたりしない。

小さなことに思えますが、これが次の工程での効率に大きく影響します。

 

ちなみに私がつかったのはこちら。

ペンにしてはちょっと高かったですが、LINEのスタンプの平均利益から見れば、微々たるものかなと判断しました。

 


平均470万円!?自作LINEスタンプの売上が凄い - NAVER まとめ

 

 

【理由その②】イラスト化のスピードが上がった。

ポイントその3でも述べたように、大前提として、あまり複雑なものは不採用にします。線が複雑に交差したり、線と線の間隔がとても狭いものだと、イラスト化の時に境目が塗りつぶされ、修正に時間がかかります。

 

それ以外のポイントで言うと・・・

 

ポイントその5:拡大して細かく修正しない。

画像編集ではもちろん、拡大縮小ができます。 

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拡大すると、、、、 

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線と塗りつぶしの色の間の境界がギザギザに見えます。色も、黒ではなくグレー。几帳面な人は気になりますよね?きちんとまっすぐな線で、黒くしたいと思いますよね?(笑)

 

このブログをずっと読んで下さっている方はお分かりだと思いますが、

私はどちらかと言うと神経質なタイプでして、こういうのが気になっちゃうんです。

で、一回目はこれを綺麗にするためにめっちゃ時間をかけてしまったんですね。

 

でもPCでマウスを使ってフリーハンドで線を描くのって、紙に描くよりすごーく難しいんです。結局、修正する前の方が、綺麗だった様な・・・?ってことも間々あります(涙)

 

皆さんには、そういう無駄な時間を過ごしてほしくないんですね。

なので、あまり拡大しすぎないこと!最終確認は、ユーザー目線で!

スタンプとして使われる時のケータイ画面に見える大きさで、綺麗に見えていればOKです。

 

そして、最後に一番重要なポイント!

 

ポイントその6:作業はまとめて一気にやる。

1回目はリクエストまで2ヶ月かかったのに対し、

2回目は0.5ヶ月だったのは、このポイントを抑えたのが大きかったと考えています。

 

毎日30分ずつやる、1日1個のスタンプを作る、、、というコツコツ型のやり方もあると思いますが、私は一気にまとめてやっちゃう方が効率が良いと思っています。

 

経験曲線効果Wikiより抜粋)

経験曲線効果(けいけんきょくせんこうか、experience curve effect)とは、経験と効率との間の関係を示す経験則である。単に経験効果とも呼ばれる[1]。一般に個人や組織が特定の課題について経験を蓄積するにつれて、より効率的にその課題をこなせるようになることを指す。また累積生産量の増加に伴って、製品数量ごとの間接費を含めた総コストが予測可能な一定の割合で低下していくことを指す。

 

習熟度曲線、とも言いますね。 

要は、同じ作業を繰り返すことで、作業スピードは上がるっていう当たり前のこと。

 

下書きならまとめて下書きだけやる、イラスト化ならまとめてイラスト化する方が、トータルの作業時間で見ると圧倒的に短くなります。

やればやるほど習熟度が上がって、経験効果が効いてくるんですね。

 

 

例えば私の場合ですと、1回目の作成の時は、平日コツコツ型でした。疲れたから今日はやらない、という日も多かった。

やらない日が続くと、モチベーションも下がってきます。

「ホントにこんなんでお金稼げるのか?」

「売れなかったらやるだけ無駄なんだよねー」

「もっと別の稼ぐ方法を探してみようか?」

と、やらない理由がガンガン頭に浮かんでくるんです(笑)

 

 

こうなってくると、危険ですね。

結局挫折してしまい、そこまでかけた時間がまるまる無駄になってしまうだけでなく、「挫折した」という罪悪感にさいなまれ、自信を失うことにもなりかねません。

1回目の時は2週間作業しない日が続く、ということもありました。最後まで出来たのは奇跡です(笑)

 

だから、2回目の時は、

「下書き20個を土曜の午前中にやりきる」というように、決めてから作業を始めることにしました。すると、途中からノッてくるんですね。

同じ作業の繰り返しなので、習熟曲線が効いてきて、夕方には40個の下書きが完成していたりします。

 

そうすると、やり切った爽快感、達成感が自信につながり、

モチベーションもアップします。

「よし、来週末は3連休だから一気に完成させよう!」と。

 

 

なので、平日コツコツやるよりは、

週末の2日で終わらせる!くらいの気持ちで挑んだ方が効率的だし、最後まで完成させる確率もあがると思います。

皆さまの参考になれば幸いです。

 

これからスタンプを作ろうと思っている方で、わからないことなどあればお気軽にご相談ください~答えられることならお答えしますので!

それでは、よい週末を!