【まとめ】【ブレインストーミング】スタンフォード白熱教室1
初回とは思えないほど充実した内容でした。
私はブレストの本も少なからず読んできましたが、
知らない内容、ハッとするポイントなど盛りだくさんでした。
本も良くまとまっていて素晴らしいですが、
皆さんには是非 DVD を見ていただきたいです。
日本の大学の、気を抜くと眠ってしまうような講義とは全く違い、
教室に満ちた活気を感じる事が出来ます。
この活気自体が、少なからぬ刺激を受けると思います。
(不思議と、観た後は元気になります)
生徒たちは、円形に並んだソファや椅子、立ち見など、
思い思いの姿勢で教師の話を聞いています。
教師はしゃべること、生徒に質問することに徹し、
ホワイトボードにポイントを書くのはアシスタントです。
生徒は最初はあまり発言しないものの、後半になるにつれ、
次々と手を挙げて積極的に発言します。
悲しい事実ですが、こんな教育をずっと受けてきたアメリカ人とビジネスで戦うなんて、普通の日本人じゃお話にならないだろうな、と思いました。
社会人となった今、大学の講義で何を教えら得たか、
思いだせる人が、果たしてどれくらいいるでしょうか?
大学で学んだことが今、役に立っているという人が、どれくらいいるでしょうか?
この講義は是非、社会人の皆さんに観てもらいたいです。
でも1本1時間なので、「そんな時間とれないよ」という方のために、
ポイントだけまとめました。
~スタンフォード白熱教室 第一回のまとめ~
ブレインストーミング(以下、ブレスト)のポイント
・日常会話とは全く反対のことをする、と意識する。
・必ず、立って行う。
・全員がペン、メモを持つ(リーダーを作らない)。
・批評しない。「Yes,But」ではなく「Yes,And」。
ブレストのガイドライン
・テーマはどうやって決める?
大きすぎず、小さすぎず。皆が興味を持てるもの、掘り下げられるものにする。
例)大きすぎる:世界平和、小さすぎる:ペン
・参加者は誰にする?
視点が異なる人を集める。
例)テーマ「車のデザインを決める」の場合
会社の人間、ユーザ(いろんな年齢層、性別)、洗車する人、ナビを作る人、、、etc
・何人でやる?
6~7人。
Facebookでは「ピザ2枚を一緒に食べる人数」としているらしい。
・どれくらいの時間やる?
10~45分。
元気が残っている間に終わらせること。
・どういう場所でやる?
動き回れるスペースがある場所。
天井が高いと、アイデアが出やすい。
発想を刺激するもの(おもちゃ、本、いろんな色)に囲まれる。
・目標設定は?
あえて、不可能に思えるものにする。
例)新しいアイスを250種類考える
→正しいブレストでは「アイデアの連鎖」が起こる。
最初に出てくるアイデア:記憶から取り出したもの
三番目に出てくるアイデア:突出したもの
・実現不可能なアイデアは必要?
必要。ブレストと開発の違いを意識する。
ブレストの段階では、アイデアを評価しない。
ブレスト:可能性を探る行為→コストがかからない
開発:実現する行為→コストがかかる
・ブレストが終わったら、何をする?
立場(視点)の異なる人が集まっているので、
どのアイデアにするかを決めてもらう必要はない。
やる場合は、複数のカテゴリで投票してもらう。
興味のある方は是非!